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読み方 : ミップス フルスペル : Million Instructions Per Second
プロセッサーの性能を表す指標。1 MIPS は、1 秒間に 100 万命令実行できることを表します。 ただし現実のプロセッサーでは、どのような命令を実行するかや、メモリーアクセスや分岐などがどの程度含まれるのかなど、実行するプログラムによって実行時間が大きく変わるため、単純に最短命令の実行時間をもってして、MIPS 値とするのは正しくありません。現在では、よほど性能の低いプロセッサー (例:組み込み用途の 4 bit プロセッサーなど) でない限り、このような最短実行時間から求めた MIPS 値は使いません。 最近では、ある程度大きな、現実的なプログラムを使ってプロセッサーの性能を表現します。このために使われるプログラムとしては dhrystone (ドライストーン) ベンチマークプログラムが有名です。dhrystone は C 言語などで記述されたプログラムで、基本的な演算処理などのほか、関数呼び出し、文字列処理なども含まれています。このプログラムの実行時間を測定し、さらにそれを DEC 社の VAX-11/780 という当時のスーパーミニコンピューター (1978年発売) の実行時間と比較します。VAX-11/780 は公称 1MIPS といわれており、これと比較して、例えば「100VAX MIPS である」などといいます。単に MIPS 値というと、この VAX MIPS 値を指すことがほとんどです。dhrystone MIPS ともいいます。 ただし dhrystone プログラムはプロセッサーのキャッシュに入りきってしまうほど小さく、またコンパイラーの最適化の程度によってはループの中身がほとんど除去されてしまうなど、プロセッサー性能の客観的な指標として使うには多くの問題があります。そのため最近の高性能なプロセッサーでは、より大規模な SPEC ベンチマークなどによって性能を評価するのが一般的です。
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