認証を強化する
インテル® アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー
インテル® アイデンティティー・プロテクション・テクノロジーとは
インテル® アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー (インテル® IPT) は、インテルが提供するスマートな革新的機能です。ハッキングにおける ID 盗難技術が高度になる中、インテルは重要な個人アカウントへの不正アクセスを防ぐために、第 2 世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載した PC で、2 要素認証をプロセッサーに直接組み込みました。2 要素認証は、アイデンティティー・プロテクション・テクノロジーの標準となっています。¹
2 要素認証では、ユーザーが知っている要素 (ユーザー名とパスワードなど) を使用するだけではなく、ユーザーが持っている別の要素 (インテル® IPT の場合は、PC に関連付けられた 6 桁のワンタイムパスワード) を追加することで、セキュリティー・レベルを向上させます。インテル® IPT では、この一意のワンタイムパスワード (OTP) が 30 秒ごとに変更されるため、不正な第三者がユーザー名またはパスワードを入手できたとしても、このコードを予測することは難しくなります。
インテル® IPT が重要な理由
個人にとっても企業にとっても、ID の盗難は世界的な懸念事項となっています。ハッカーはユーザー名とパスワードを入手する新たな方法を編み出し続けるため、それに影響を受けない形で安全を確保でき、なおかつ使いやすいソリューションが必要となります。インテル® IPT は、強力なセキュリティー・レイヤーを新たに追加することで、この課題に対応します。ユーザーが選択したオンラインアカウントや金融資産に PC を関連付けることで、不正な第三者が関連のないコンピューターからアカウント情報にアクセスする行為を阻止します。インテル® IPT が提供する第 2 のレイヤーにより、認証の最初のレイヤーが侵害された場合でもアカウントは保護されます。
インテル® IPT のしくみ
インテル® IPT は、第 2 世代インテル® Core™ プロセッサー搭載の PC に組み込まれているため、認証用のコードを暗記したり、コンピューターにセキュリティー・デバイスを接続する必要はありません。インテル® IPT に対応した Web サイトにアクセスすると、PC をオンライン資産に関連付けることを確認するメッセージが自動的に表示されます。以降のログインでは、利用しやすい 6 桁のコードを入力するよう求められます。インテル® IPT のスマートなテクノロジーでは、コードを定期的に変更してアカウントのハッキングを防ぐことで、このプロセスを簡素化しながら、セキュリティーを高めています。
企業のためのインテル® アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー
インテル® IPT は、これまでトークンベースの認証ソリューションを検討または利用してきた企業向けの高度なソリューションです。トークンベースのソリューションの場合、意思決定者はソリューションのコスト (バックエンドのサービスまたはソフトウェアのコスト、物理トークンのコスト、置換トークンの配送の手配、追跡、および有効化のための管理コストなど) と、強化される保護のメリットを比較検討する必要がありました。
インテル® IPT は、PC 自体でコードやアルゴリズムを安全に実行できるため、物理トークンに関連したコストとは無縁です。インテル® IPT が登場するまでは、トークン・ハードウェアを別途用意する必要がありました。それに対し、インテル® IPT を使用すると、ユーザーが Web サイト、SaaS アプリケーション、または VPN にアクセスする際、PC 自体がトークンとして機能します。
インテル® IPT によって生成されるコードは、セキュリティーが重要視されるさまざまな状況に適しています。インテル® IPT により、消費者の資産が保護されるだけでなく、従業員の VPN、供給メーカー、およびパートナーも保護されます。インテル® IPT によって低コストで実現する保護のメリットは、銀行、金融、ソーシャル・ネットワーキング、ゲーム、医療関係、不動産、SaaS アプリケーションなど、幅広いビジネスに及びます。
ソフトウェア・ベンダーのためのインテル® アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー
アイデンティティー・プロテクション・ソフトウェア・ベンダー (ISV) は、2 要素認証ソリューションとワンタイムパスワード (OTP) ソリューションを、オンラインアカウントを保護する際の標準と見なしています。インテル® IPT により、各ベンダーはプロセッサー内部のマネジメント・エンジン (ME) という安全なチップセットに OTP アルゴリズムを格納することが可能となります。インテルのハードウェア・ソリューションよって、OTP ソフトウェア・ソリューションの複雑さと不安定さが取り除かれ、トークンの使用をユーザーに依存するという問題もなくなります。
12 年以上にわたり、アイデンティティー・プロテクション・ソフトウェア・ベンダーは、無数のオンライン取引を保護することに成功してきました。インテル® IPT ではユーザー ID をチップ上で保護できるため、ビジネス・ソフトウェアのべンダーは従来よりも簡単に取引を保護できます。